#author("2020-07-09T11:52:35+09:00","default:nsaito","nsaito")
#author("2020-07-09T11:54:11+09:00","default:nsaito","nsaito")
[[◎HomePageに戻る>HomePage]] > [[ご家族への説明]]

 ワクチン外来で、ロタウイルス・ワクチンを受けられるお子さんのご家族に説明に用いた図とその所在です。

//■ ======================
*腸重積を起こしやすい部位 [#kebe3c42]

#ref(./invagination01.jpg,100%,);
-回腸と盲腸のつなぎ目で、医学用語で”回盲部”と言います。
-上の図は以下のページから。こちらもご覧下さい。
http://www.kameda.com/patient/topic/pediatric_surgery/12/index.html

//■ ======================
*腸がどうなっているのか [#o5c5abe5]
#ref(./invagination02.jpg,75%,);

-上の図は以下のページから。こちらもご覧下さい。
https://medick.biz/category/select/pid/93772

//■ ======================
*腸重積を起こした赤ちゃんのサイン [#n9afeeb6]

#ref(./invagination04.jpg,75%,);
 
-上の図は以下の「yomiDr./読売新聞オンライン」のWebサイトから。こちらもご覧下さい。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20191009-OYTET50002/20191009-oytet50002_l/

//■ ======================
*腸重積の時の便 [#xffab240]

#ref(./invagination05.jpg,75%,);
-上の図は以下の「えぞえクリニック」のWebサイトから。こちらもご覧下さい。
https://ezo-cl.jp/symptom/1614/

-日本では、1歳以下の赤ちゃんを10万人集めると、年間90名程度とされています。
-これを「''自然発生''」と呼びます。

//■ ======================
*ロタウイルス・ワクチンの始まり [#m861cb55]
-1997年にアメリカでロタウイルス・ワクチンが始まりました。
-当時は月齢に関係無く投与をしていた(のでしょう)。たくさんのお子さんが接種を受けました。
-アメリカでは、接種を受けたお子さんがどのような病気にかかったか「追跡調査」が行われています。
-アメリカでは、接種を受けたお子さんがどのような病気にかかったか「''追跡調査''」が行われています。
-その結果、ロタウイルス・ワクチンを投与されたお子さんで「腸重積」の頻度が自然発生よりも多いことが分かった。
--アメリカでの腸重積の自然発生は、当時 60名/10万人とされていました。
-ロタウイルス・ワクチンに腸重積を起こす作用が疑われたけれども、調査の結果、特にそういった作用は無いことが判明しました。
-そこで、アメリカでは、ロタウイルス・ワクチンを中止せずに、''乳児の腸重積の頻度が少ない月齢に投与を済ます''事が提案されました。
-その投与方法で、しばらく接種を続け再び追跡調査を行うと、''腸重積は自然発生と変わらない頻度に戻っていました。''
-そして現在も、ロタウイルス・ワクチンは「乳児の腸重積の頻度が少ない月齢に投与を済ます」お作法を守り、アメリカでは続けれていますし、そしてヨーロッパ、そして日本、途上国でも広く接種されるようになりました。

//■ ======================
*腸重積の日本の状況 [#m8ff9428]
-復唱しますが、日本の腸重積の自然発生は、1歳以下の赤ちゃんを10万人集めると、年間90名程度とされています。
-日本でも、腸重積の頻度が少ない月齢に投与を済ましているので、投与を受けたお子さんが自然発生よりも頻度が多いことはありません。
--ヨーロッパでは、どの月齢でロタウイルス・ワクチンを接種しても、腸重積の頻度は自然発生と変わらなかったという報告もあったような、、。
-お子さんが、上の写真のような血便や状態をご覧になれば、すぐに病院に行かれると思います。
-日本では、診断が付くと高圧浣腸で、整復を試みます。それで済む場合が少なくありません。

|&ref(./invagination06.jpg,75%,);|&ref(./invagination07.jpg,50%,);|
|病院が近い日本では高圧浣腸で治せる場合が多い|病院が遠いアメリカでは、手術しないと治せなく&br;なっている場合が多かったのかもしれない。|

-上の左図は「どの乳幼児にも起こり得る小児腸重積症/時事メディカル」のWebサイトから。こちらもご覧下さい。
https://medical.jiji.com/topics/1206
-上の右図は「福岡大学医学部外科学講座/呼吸器・乳腺内分泌・小児外科」のWebページから。こちらもご覧下さい。
http://www.med.fukuoka-u.ac.jp/thoracic/child/c06.html

-アメリカは病院が遠いためか、腸重積と診断されると開腹手術しないと整復できないケースが多かったためか、問題になったのでしょう。

//■ ======================
*ロタウイルス・ワクチン接種時に覚えておいて欲しいこと [#n50d48a3]
-&color(red){ロタウイルス・ワクチンの接種にて、腸重積は自然発生より頻度が高まることはありません。};
--自然発生は、どうしても起こります。これは避けられない事象です。
-腸重積は乳幼児で、早く気づけば簡単な手当で重大な危機を回避できる、忘れてはならない大切な病気なので、今日の接種の機会に説明しました。

*キーワード [#yea4f170]
># 腸重積, # ロタウイルス, # ワクチン, # 自然発生

------------------
[[◎HomePageに戻る>HomePage]] > [[ご家族への説明]]

#counter

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS