HomePage > お知らせ > 阪大ビケンのテトラビックの自主回収について
■阪大ビケンのテトラビック(四種混合ワクチン)を受けられた方へ †
- 阪大ビケンから、四種混合ワクチン「テトラビック」の自主回収について発表がありました。
- 一部のロットでポリオ(Ⅲ型)成分が、国の基準値を下回っているためです。
- 同ワクチンを受けられた方に理解して頂きたい事は、以下の3点です。
- ▽
1. | そのワクチンの安全性に問題があったのではありません。 |
2. | そのワクチンでもポリオ(Ⅲ型)に対する抗体を獲得した(免疫がついた)という結果が出ています。 |
3. | ポリオワクチンの追加接種は、基本的には不要と考えられています。 |
- △
- 阪大ビケンでは、問い合わせ先を公開しております。もう少し下に書いております。
- 発表を聞いて心配になられた方は、阪大ビケンの問い合わせ先(フリーダイヤル)をご利用下さい。
- 慌てることはありませんので、来院時にお尋ね下さい。
- 当院に電話による問い合わせは避けて下さい。
- 後述致しますが、院長の負担/医院の体制に支障をきたすことのないように、強く皆さんのご理解をお願い致します。
■当院の考え †
- 好ましい事ではありませんが、慌てることでも、ガッカリすることでもありません。
- 心配なさる必要もありません。安心して頂くために、このページを準備しました。
- このページは資料も準備して皆さんに分かるように記述しました。
- このページの説明を順に読んでいただいて、納得していただければ、それで十分です。
★最も懸念すること †
- 最も懸念することは、当院に電話に問い合わせされる保護者がおられる事です。
- 診察時間外も、緊急の患者さんのために電話にでておりますが、本件の電話問い合わせは、対応できません。
- 当院へ本件の電話問い合わせは、なさらないようにお願いいたします。
- 緊急の患者さんのために、24時間、院長一人で電話対応しております。
- 不要不急の電話が絶え間なくかかってくる事になると、耐えられません。
- 一部の保育園では、病院に電話をかけるように保護者に説明されていると聞き、憂慮しております。
- 院長の負担/医院の体制を考えて、どうか電話の問い合わせは、控えて下さい。
- 来院された時に、問診票に相談をお書き下さい。来院時に説明いたします。
- ご心配なら、以下の阪大ビケンが開設したフリーダイアルにおかけ下さい。
■本件に関するお問い合わせ先 †
もしも本件に関して説明が聞きたい場合は、以下の阪大ビケンが開設したフリーダイアルにおかけ下さい。
-
- 電話がつながりにくくても、慌てる必要はありません。
- 電話がつながらないからと、当院への電話の問い合わせは、ご遠慮下さい。
- 阪大ビケンが「接種医に尋ねるように」と回答しても、当院への電話でのお問い合わせは控えて下さい。
- 診察に支障をきたすことのないように、重ねて皆さんのご理解をお願い致します。
- 診察時間外も、緊急の患者さんのために電話にでておりますが、本件の電話対応はしません。
■対照となるロットと接種時期 †
- 製造番号:「4K23」の「4K23A」「4K23B」「4K23C」 及び「4K24」の「4K24A」「4K24B」「4K2C」。以下の表をご覧下さい。
- 当院では、2018年5月から2018年12月までの期間に、四種混合ワクチンを受けられたお子さんが該当します。
- 194名のお子さんが該当しております(重なりもあって、もう少し少ないかもしれません)。
- 母子手帳のワクチン接種歴で、貼付されているロット番号を確認して下さい。
- 上記の該当ロットであっても、繰り返しますが、慌てることでも、ガッカリすることでもありません。
- ご心配なら、来院されたときにお尋ね下さい。本件はそれで十分だと考えております。
- どうしてそれで十分なのか、以下の説明をお読み下さい。
■どの程度、基準を下回っていたのか? †
- 承認規格は 60-135 DU/ml です。自主回収されたワクチンは、製造後26ヵ月を経た時点で、56.3 DU/ml,52.0 DU/ml でした。
- 通常は 70-80 DU/ml 程度になるそうです。
- ですから、26ヵ月後で、基準をわずかに下回る程度です。
■このワクチンを受けたお子さんのポリオウイルス(Ⅲ)の免疫のつきかたは? †
- 自主回収されたワクチンよりもさらに低い 50 DU/ml という抗原量のワクチンでも、ポリオウイルス(Ⅲ)の免疫は100%得られます。
■日本にポリオという病気は? †
- 現在、日本にポリオという病気を発症した人はいません。
- ただ世界には戦争などの紛争地域では、発症した人がいます。
- そのために、WHO(世界保健機関)では、ポリオが世界から根絶されるまで、ポリオウイルスのワクチンの接種を推奨を続けています。
- そういった地域の方々も、ごく少数日本に来られます。しかし、日本国内で感染し発症した方はおられません。
■ポリオウイルス(Ⅲ)の免疫がついたか、検査を受けたい方 †
- 上記の詳細をお読みになっても、お子さんにポリオウイルス(Ⅲ)の免疫がついたかどうか知りたい場合は、阪大ビケンが血液検査費用を出してくれます。
◎実施について †
- 検査は四種混合ワクチンが4回接種終了後、1ヵ月以上の時間を空けてからになります。
- 実施は、当院になります。検査は事前に予約が必要です。申込が完了し、集配の手配が整ったら実施できます。
- しかし、上述いしましたように、免疫はつくという結果がでているので、検査は勧めていません。
- 有料の駐車場を使用された場合や、公共の交通機関を使用された場合も、阪大ビケンから交通費が支払われます。領収書を保管しておいて下さい。
◎どの程度のお子さんが検査を受けられたのか? †
- 滋賀県内では、5名程度と、同社から聞いております。
- 守山市内では、まだ検査を申し込まれた方はいません。
- 上記は阪大ビケンの方から、2019.9.26に受けた説明です。
- 誰もが、正しく説明を聞いて、理解して、妥当な判断をされていると感じます。
■まとめ †
くどくどした事をお伝えしました。当院に電話による問い合わせで、診察に支障をきたすことのないように、強くお願い致します。来院されたときに、お尋ね下さい。いつものように説明いたします。(^^)
- そのワクチンの安全性に問題があったのではありません。
- そのワクチンでもポリオに対する抗体を獲得した(免疫がついた)という結果はでております【説明】。
- 従ってポリオワクチンの追加接種は、基本的には不要と考えられています。
説明は以上です。
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