◎ 西藤小児科こどもの呼吸器アレルギークリニック(滋賀県守山市) >> こどもと喘息 吸入ステロイド薬についての概要 †
吸入ステロイド薬が勧められる理由 †
吸入ステロイド薬の剤型 †ドライパウダー †「ドライ・パウダー・インヘラー:Dry Powder Inhaler」を略して「DPI」と記載する場合があります。DPIのページもごらん下さい。
定量噴霧式吸入器 †「加圧式定量噴霧式吸入器(pressurized Metered Dose Inhaler)」のことです「pMDI」と記載する場合があります。pMDIのページもごらん下さい。
吸入液 †
吸入ステロイド薬の使い方のコツ †● 毎日の励行 吸入ステロイド薬は、発作を止めるお薬ではありません。長期管理薬なので、無症状であっても吸入を続ける必要があります。おそらくは1日に1−2回の吸入を指示されていると思います。 ● 吸入補助具の使用 吸入ステロイド薬は正しく吸入できないと効果が出ません。これが最大の課題です。お子さんの場合、pMDIの吸入薬では、吸入補助具(スペーサー)を併せて使います。これにより肺内到達率が高まり、また口腔内のカンジダを予防する効果もあります。pMDIの吸入ステロイド薬を処方されているお子さんは、ぜひ吸入補助具を使ってください。 ● 吸入後のうがい 全身性の副作用はほとんど無い吸入ステロイド薬ですが、一つだけ注意することがあります。それは口腔内のカンジダの発生です。吸入ステロイド薬を直接口腔内に毎日噴霧し続けると、カンジダ(カビの一種)がはえる事が知られています。そのため吸入ステロイド薬を使う場合は、吸入後のうがいが勧められています。 吸入補助具を使って吸入するとカンジダの発生を予防することもできます。しかし、吸入補助具を使っていても、うがいはするようにしてください。 うがいでもできないお子さんは、吸入後に水分やお茶、ジュースを与えてください。口腔内に留まっているよりも、飲み込んでしまった方が安全とされています。吸入で使用されているステロイド薬は、胃酸でほとんど失効してしまいます。 ● 寝てしまっても、、(私見) 夜は寝てしまうので、うがいができないから吸入しませんでした、とお話しを伺うことがあります。数回うがいをしなかったからといって、たちどころにカンジダができるわけではありません。重症度にもよりますが、寝てしまっても吸入ステロイド薬を励行してもらったほうが、お子さんのためになる場合が多いと思います。 お薬を慎重に使うことは大切ですが、そのあまりに喘息の管理そのものが不十分になってしまってはいけません。吸入ステロイド薬は、おそれず前向きな気持ちで使ってください。 吸入ステロイド薬の代表的な製剤 †以下に代表的な吸入ステロイド薬を示しました。 吸入ステロイド 単剤 †吸入ステロイドと気管支拡張薬の配合剤 †小児に現在は適応がない吸入ステロイド薬 †以下は、小児に現在は適応がない吸入ステロイド薬(+気管支拡張薬)です。 参照ページ †吸入ステロイド薬を理解する上で大切なページを示します。併せてお読み下さい。 ★ アンケートにご協力をお願いします。 †このページはあなたの問題解決に役立ちましたか? ◎ 西藤小児科こどもの呼吸器アレルギークリニック(滋賀県守山市) >> こどもと喘息
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